粗衣粗食
質素な暮らしのこと
滄海の一粟
広大なものの中の極めて小さいもののたとえ、また、宇宙における人間のはかなさのたとえ
滄海変じて桑田となる
世の中の変化が大きく激しいことのたとえ
喪家(そうか)の狗(いぬ)
やつれてしまった人や、放浪している人の例え
創業は易く守成は難し
創業は難しいが、それを受け継いでいくのはもっと難しいということ
象牙の塔
学者や研究機関の現実離れした生活態度のたとえ
糟糠の妻
貧しい頃から一緒に苦労してきた妻のこと
糟糠の妻は堂より下さず
貧しい頃から一緒に苦労してきた妻は、出世したからといって追い出すわけにはいかないということ
造次顛沛
わずかな時間のたとえ
宋襄の仁
情けをかけてひどい目にあうこと
曾参人を殺す
信じられないような大嘘でも何回も聞かされると信じるようになるということのたとえ
漱石枕流
失敗を認めず屁理屈を言って言い逃れをすること
滄桑の変
世の中が激しく変化すること
相即不離
関係が密接で切り離すことができないこと
そうは問屋が卸さない
そんな都合の良い注文は通らないということ
世の中はそう思い通り簡単には運ばないということ
草莽の臣
官僚にならずに民間にとどまっている人のこと
草履履き際で仕損じる
最後の最後の失敗で全部を駄目にすることのたとえ
総領の十五は貧乏の世盛り
長子が15歳の頃が一番家計が苦しいということ
総領の甚六
長男や長女は甘やかされて育つので、愚かになるということ
倉廩実ちて礼節を知る
生活が安定してはじめて礼節を重んじるようになるということ
葬礼帰りの医者話
手遅れで間に合わないことのたとえ
惻隠の心は仁の端なり
人を気の毒と思う気持ちは仁をなす糸口であるということ
速戦即決
短期間で一気に勝負をつけてしまうこと
則天去私
私を忘れて自然に委ねて生活をしていくこと
俎上の魚
死を待つしかない運命のたとえ
即決即断
すぐその場で決めること
率先躬行
先頭にたって自らものごとを実行すること
率先垂範
人の先頭にたって模範を示すこと
袖から火事
小さなことから大事件がおきることのたとえ
袖から手を出すのも嫌い
極度のケチのたとえ
袖の下に回る子は打たれぬ
すがりついてくる子供は可愛いので怒られないということ
袖触れ合うも他生の縁
どんな小さな事でも全て因縁で結ばれているということ
備え有れば憂い無し
普段からいざというときに備えて準備しておけば、万が一のことが起こっても心配する必要がないということ
備わらんことを一人に求むるなかれ
完全な人間などいないのだから、一人の人間に完全を求めてはいけないということ
その子を知らざればその友を見よ
友達を見ればその人の品性がわかるということ
その手は桑名の焼き蛤
「その手は食わないぞ」という言葉をしゃれた言葉
その所を得る
その人の能力や実力にあった地位や場所を得ること、また、良い地位を得ること
蕎麦の花も一盛り
どんな女性でも年頃の頃は綺麗に見えるということ
損して得取れ
今は損をすることになってもそれをもとに将来大きな利益を得られるようにせよということ
目先の小さな利益にとらわれず大きな利益を狙えということ
損して恥かく
損した上に恥をかくひどい目にあうということ
損せぬ人に儲けなし
損をすることを恐れると大儲けすることはできないということ
樽俎折衝(そんそせっしょう)
宴会で和やかに談笑して交渉を上手くすすめること