ことわざ・慣用句・四字熟語一覧「か」

いろんなことわざ・故事の意味などを紹介します






飼い犬に手を噛まれる

かわいがっていた部下などに裏切られたり、ひどい目に合わされるということ


貝殻で海を測る

浅い知識や乏しい情報で持って大きな問題を議論する愚かさのたとえ


会議は踊る

会議がまったく進まない様子を示したもの


会稽(かいけい)の恥

屈辱的な恥のたとえ


骸骨を乞う

辞職を申し出ること


解語の花

言葉の分かる花ということから、美人を例えたもの


改竄

文字や文章語句を直すこと


鎧袖一触(がいしゅういっしょく)

弱い敵を簡単に打ち負かすこと


海賊が山賊の罪を挙げる

同じ種類の人間であっても、利害が共通していなければ対立するということ


咳唾珠を成す

何気なく口をついて出た言葉さえも名言になっているという意味。詩文の能力が高い様子をしめす


書いた物が物を言う

口約束とは違い書面に残したものが証拠になるということ


街談巷語(がいだんこうご)

世間に広まっているうわさ話のこと


懐寵尸位(かいちょうしい)

君主の寵愛のために、無能な人間が高い地位に居座り続けること


快刀乱麻を断つ

複雑な問題を鮮やかに解決することのたとえ


櫂は三年櫓は三月

櫓をこぐのは三月で覚えられるが、櫂を操るのは三年かかるということ


隗より始めよ

大きいことをはじめるのにはまず手近なことから始めよ、ということ、また、物事を始めるのにはまずいいはじめた人間から始めるべきということ


怪力乱神を語らず

理性で説明つかない怪力乱神について君子は語らないということ、転じて、不確か・怪しげなことは口にすべきでないということ


偕老同穴

ともに老い、死後はともに同じ墓穴にはいる夫婦の強い結びつきのこと、転じて幸せな夫婦生活を示す


回禄の災い

火事のこと


買うは貰うに勝る

物を貰うのは精神的負担が残り、自分で買う方が結果的には良いということ


替え着無しの晴れ着無し

いい服を着ていても、それだけで着替えがないことをいう


蛙の子は蛙

子供は親に似るものだということ。凡人の子供は凡人だということ


カエサルのものはカエサルに

君主のものは君主に返せということから、民としての義務を果たすべきだということ


返す阿呆に貸す阿呆

何かを貸せば返ってこないと考えたほうがよいということ


顧(かえり)みて他を言う

答えに困った時に、ごまかすこと


蛙の子は蛙

子供の才能や性格といったものは親に似ているものだということ


蛙の面に水

どんな仕打ちを受けても答えることなく、忠告を聞かない様子


顔に泥を塗る

相手の名誉を傷つけたり恥をかかせること


顔に紅葉を散らす

恥ずかしさで顔を赤らめること





河海は細流を択ばず

大人物はどんな人でも受け入れるということ


下学上達

身近なことから学び徐々に高度な学問に到達すること


夏下冬上

炭火をおこすときの心得
夏は火種を炭の下に置き、冬は炭の上に置くのがよいということ


踵で頭痛を病む

見当違いの心配をすること


鏡は女の魂

鏡は男が思っているより女にとってかなり大事なものであるということ


輝くもの必ずしも金ならず

見かけが立派だからといっても、中身もそうであるとは限らないということのたとえ


掛かるも引くも折による

物事の判断は時期が大事ということ


書き入れ時

商売が最も忙しく儲かる時期のこと


垣堅くして犬入らず

家庭が健全ならば、外部から乱すものがはいることはないということ


餓鬼に苧殻

全く力にならないことのたとえ


鍵の穴から天を覗く

狭い見識で大きな問題を測ること


餓鬼の断食

普通のことなのに、特別なことをしているように


餓鬼の花争い

不必要なことで争うこと


餓鬼の目に水見えず

あまりにも熱心になりすぎて求めるものに気がつかないことのたとえ


欠餅と焼き餅は焼くほど良い

やきもちは強烈に焼いたほうが効果があるということ


餓鬼も人数

力が弱いものでも人数が集まると侮れないということ


蝸牛角上の争い

つまらないことで争うこと


火牛の計

牛の尾っぽに火をつけて敵陣に放つ策のこと


学者のとった天下なし

現実は必ずしも学者の言う学問の理屈どおりに動かないということ


学者の不身持ち

言葉は立派だが実行が伴っていないこと


学者貧乏

学者の世間知らずを表す言葉で、学者は難しいことは知っていても金儲けに関しては無知であるということ


隠すより現る

隠し事は隠そうとすればするほどかえって明らかになるものだということ


学に老若の別なし

学問は年齢に関係なしに、優れたものが偉いということ


学の前に書来る

学問好きの人間には自然と書物が集まるように、志があれば目標を達成できるということ


学は及ばざるが如くす

学問は逃げる人を追いかけるかのように、油断すると目的を見失ってしまうような気持ちで勉強すべきだということ


学若し成らずんば死すとも還らず

学問の道で大成できなければ死んでも故郷には帰らないということ


学問なき経験は経験なき学問に優る

実際に経験することのほうが学ぶことより有用だということ


学問に王道無し

学問はすこしずつ段階を追って学ばなければならず、特別な方法はないということ





楽屋から火を出す

内部の事情で混乱すること


隠れたるよりあらわるるはなし

秘密のことはかえって知られやすいということ


隠れての信は現れての徳

心のなかにある誠実さは行動に現れて自分自身のためになるということ


学を好むは知に近し

学問を好むことは知者に近づいたしるしであるということ


駆け馬に鞭

勢いにのっている時にさらに勢いをつけようとすること


駆けつけ三杯

遅れてきた人に罰として三杯の酒をのませること


陰では殿のことも言う

陰口はだれでも言われるものだから気にするものではないということ


陰に居て枝を折る

恩人にひどいことをするたとえ


陰に託して影を求む

やり方が間違っていることのたとえ


影の形にしたがうが如し

両者がいつも一緒で離れることがないこと


陰弁慶

家の中だけ強そうに威張ってる人も事


影もないのに犬は吠えぬ

根拠もなく噂が立つことはないということ


陽炎稲妻の月

実体のないもののたとえ


影を畏れ迹を悪む

妄想にとらわれて心を乱すこと


嘉肴ありといえども食わずんばその旨きを知らず

どんなことでも経験してみなければその価値はわからないということ


画工闘牛の尾を誤って牧童に笑わる

知らないことは素直に教えを受けるべきだということ


駕篭かき駕篭に乗らず

他人の事ばかり世話をして自分のことには手がまわらないことのたとえ


籠で水を汲む

苦労しても効果・意味がないこと


駕篭に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人

たくさんの職業があり、互いに助けあって世の中が成り立っているということ


駕篭の鳥雲を慕う

とらわれの身の人が自由を願うこと


風上にも置けない

卑劣な人物を罵る言葉


傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ

借りた傘や提灯は返すのを忘れがちなものであるから、貸す時にはそのことを理解した上で貸せということ


笠に着る

権威・権力あるものの力を頼りに身勝手な振る舞いをすること


火事あとの釘拾い

大きな損をした後に小さな節約をすること、また、そういったことでは役に立たないことをいう


火事後の火の用心

時期遅れであって役に立たないことのたとえ


貸し借りは他人

金銭の問題は親子や親類であっても他人と同様に扱うべきだということ


貸したものは忘れぬが借りたものは忘れる

人は自分の都合が良いように考えるものだということ


火事と喧嘩は江戸の華

火消しが活躍する火事と派手な喧嘩は江戸の名物だということ


火事と喧嘩は大きいほどよい

やじうまには派手であればあるほど面白いということ


火事場の馬鹿力

緊迫した状態になると普段は出ないような力を発揮すること


華胥の国に遊ぶ

気持ち良い昼寝をすること


家書万金に抵る

旅先で受け取る家族からの手紙はとても価値があるということ





頭が動かねば尾が動かぬ

上の立場の者が動かなければ下の者が動くことはないということ


臥薪嘗胆

目的を達成するために長い時間苦労を重ねること


佳人薄命

美人は病弱であったり不幸であることが多いということ


鎹(かすがい)思案

二つの事を両方ともうまく処理しようとする考え


霞に千鳥

霞は春のもの。千鳥は冬の季語。二つ並ぶのがふさわしくないことを指す


苛政は虎よりも猛し

ひどい政治は虎よりも恐ろしいものだという意味


風が吹けば桶屋が儲かる

思いがけない結果が生じることのたとえ


稼ぎ男に繰り女

男は外で稼いで女は家でやりくりをする理想の夫婦の一つを示した言葉


稼ぐに追い付く貧乏なし

しっかり働けば貧乏になることはないということ


稼ぐに追い抜く貧乏神

いくら働いても豊かにならないことを示したもの。「稼ぐに追い付く貧乏なし」のもじり


風にしたがいて呼ぶ

他の力や勢いを借りて行動すること


風に柳

逆らうことなく適当にあしらうことのたとえ


風の前の塵

もろくはかないことのたとえ、また、危険がせまっていることのたとえ


風は吹けども山は動ぜず

周りが騒いでも悠然としている様子


風吹けば木安からず

事件があると心が乱され心配になることのたとえ


硬い石から火が出る

慎重な人が思いきったことをすることのたとえ


堅い木は折れる

精神や肉体が強いひとが意外ともろいということ


敵討ちの敵なし

肝心なものがないことのたとえ


堅き氷は霜を踏むより至る

小さなことの積み重ねが大きな事になりやすいということ


敵の家でも口を濡らせ

事情があっても出された食事には手を付けるのが礼儀ということ


敵の前より借金の前

敵(かたき)の前ではなんでもないが、借金している相手には頭が上がらないこと


片口聞いて公時を分くるな

片方の意見だけを聞いて争い事の判断をしてはならないということ


固唾をのむ

息を殺してじっと見守る様子のこと


形を直して影曲がらず

正しい人は周りも正しい影響を与えるということ


形を生めども心は生まぬ

子供の性格は親のせいではないということ


片手で錐はもまれぬ

結果を出すには力を合わせなければならないということの例え


刀折れ矢尽きる

策がなくなってしまったことのたとえ


片棒をかつぐ

企み・計画に加わり協力すること


肩身が狭い

世間に対して引け目を感じること





片山曇れば片山日照る

悪いことがあれば良いこともあるということ


火中の栗を拾う

他人の利益のためにあえて危険なことをすることのたとえ


火中の蓮

ありえないことのたとえ


花鳥風月

自然の美しいものの代表的なものを並べたもの


勝ちを千里の外に決す

離れた場所で策を練り勝利に導くこと


隔靴掻痒

思うようにことが運ばず、じれったい様子


学鳩鵬を笑う

愚かな人物には、大人物の心を推し量れないということ


渇して井を穿つ

必要になってから準備しても間に合わないということ


渇すれども盗泉の水を飲まず

どんなに困っていても、礼節を守り、身を慎むこと


合従連衡

強力な敵に対して外交手段を持って政略をめぐらすこと


勝った自慢は負けての後悔

勝った時に自慢し過ぎると、負けた時に後悔してしまうということ


がったり三両

小さなことでも物事が起きれば金が関係してくるということ


勝って兜の緒を締めよ

勝ったからといって油断してはいけないという戒めの言葉


河童に塩を誂える

あてにならないことのたとえ


河童に水練

あることに精通している人にそのものを教える愚かさを指摘した言葉


河童の川流れ

得意なものでも失敗することがあるということ


河童の寒稽古

苦痛を与えようとしても、相手がなんとも感じないということのたとえ


刮目して之を視る

先入観を捨てて新しい視点で物事を見直すということ


勝つも負けるも時の運

実力だけが勝負を決めるものではないということ


褐を被て玉を懐く

貧しい身なりであっても、心は美しいことのたとえ。また、才能を隠していることのたとえ


勝てば官軍負ければ賊軍

戦いに勝てば、どんな言い分でもすべて正しいことになってしまうということ


我田引水

自分だけの利益になるように振舞うこと


瓜田に履を納れず

人から疑いのかけられるような行為はしないようにするべきだということ


門松は冥土の旅の一里塚

門松を飾るたびに一年が経っていて、それだけ死ぬ時期が近づいているということ。元は歌の一節といわれる。


鼎の軽重を問う

権威者を軽く見て、その地位を奪おうとすること。また、人の実力を疑いその地位から追い落とそうとすること


鼎の沸くが如し

多くの人が議論したり、騒がしくしている様子のたとえ


金轡をはめる

賄賂で口止めすることのたとえ


悲しい時は身一つ

頼れるのはあくまで自分ひとりであるということ


金槌の川流れ

人のより立場が下で、頭が上がらない事のたとえ。また、出世の見込みが無いことのたとえ


金槌論

自分の意見を押し付けることのたとえ。また、おなじことを言い争うことのたとえ





叶わぬ時には親を出せ

言い訳に困ったら、親を使えば良いということ


蟹の念仏

口の中でブツブツ言うこと


蟹の横ばい

他人から見れば、不都合・不自由であっても、当人は都合が良いということのたとえ


蟹は甲羅に似せて穴を掘る

人はそれぞれの器の大きさに合わせた言動や夢を持つものだということ


金請けするとも人請けするな

借金の保証人となっても、身元保証人にはなるべきではないということ


金が言わせる旦那

金を持っていれば、人格に関係なくもてはやされるものだということ


金が敵の世の中

世の中の災いはすべて金が問題となっていて、金が敵のようなものだということ


金が物を言う

金の力で世の中のことは大体解決できるので、その金の力は絶大だということ


金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる

世の中は全て金で解決するということのたとえ


金で面張る

金銭の力で押さえつけたり手なづけたりすること


金と塵は積もるほど汚い

金持ちになるほどケチになるものだということ


金に糸目を付けぬ

惜しげもなく金を使う様子を表した言葉


金の貸し借り不和の基

金の貸し借りは仲違いの原因になるということ


金の切れ目が縁の切れ目

金がなくなったときに縁がなくなるということ


金の鎖も引けば切れる

意志が強くても、誘惑に耐え切れないことがあるということ


金の光は阿弥陀ほど

金の力は阿弥陀仏の力に勝てるほど強力だということ


金の光は七光

金の力は強力だということのたとえ


金の草鞋で尋ねる

根気強く探しまわること


金は命の親 命の敵

金によって命が助かることもあれば、身を滅ぼすこともあるということ


金は片行き

金は持っている人のところに集まり、ない人には集まらないということ


金は三欠くにたまる

金は義理や人情・交際を欠くような人間でないとたまらないということ


金は全ての悪の根元

悪が存在する原因は金であるということ


金は天下の回り物

今は貧しくともそのうちお金は回ってくるということ


金は湧きもの

金銭は意外と手に入るものだから、心配することはないということ


金持ち金を使わず

金持ちはケチで金を使わないということ


金持ち喧嘩せず

喧嘩をしても得になることはまずないので、金持ちは得にならない喧嘩はしないということ


金持ちと灰吹きはたまるほど汚い

金持ちは金が貯まるほどケチになっていくということ


鉦や太鼓で捜す

かねや太鼓をたたいて迷い人を探す様子から、大勢で大騒ぎして探す様子


金を貸せば友を失う

金の貸し借りが原因で友情が壊れることがあるということ





禍福己による

幸や不幸は気持ちの持ち方次第ということ


禍福は糾える縄の如し

福や災いは表裏一体で縄のようなものだということ


禍福門なし唯人の招く所

福や災いは自分の行いによって招かれるものだということ


兜を脱ぐ

降参すること


株を守りて兎を待つ

古い習慣にこだわり新しいことに対応できないこと。過去の成功体験にこだわり、同じ方法に頼ること


画餅に帰す

計画が失敗して無駄になることのたとえ。また、役に立たないもののたとえ


壁に馬を乗りかける

無理に急ぐことのたとえ。また、急な出来事に当惑することのたとえ


壁に耳あり障子に目あり

密談であってもそのことはもれやすいということ


果報は寝て待て

幸運はじたばたしてもくるものではないので、静かに待っていたほうがよいということ


南瓜のとうなす

かぼちゃのように不器用な者のこと


噛ませて飲む

他人の成果を、手に入れること


かまどに豆をくべる

落ち着かないこと


かみ合う犬は呼び難し

熱中しているときになにか言っても耳に入らないということ


神様にも祝詞

相手がわかっていると思われることでも、改めて頼んだほうが良いということ


裃を着た盗人

私腹を肥やす役人のこと


剃刀と奉公人は使いよう

どんなものでも使い方次第で価値は変わってくるということ


上の好む所下之よりも甚だし

上に立つ人の影響力は非常に大きいということ


神の正面仏の真尻

神棚は正面の高いところに設置し、仏壇は影に設置するものだということ


上の悦び下の痛み

国を治める者が利益を得ようとすると、人民は苦しむことになるということ


神は非礼を受けず

神は礼を外れた願い事は受け入れないということ


神は見通し

神の目をごまかすことはできないということ


紙一重

ほんの少しの差であるということ


神へも物は申しがら

どんなことでもやり方に工夫が必要だということ


噛む馬は終いまで噛む

生まれもった悪い癖は、一生治らないということ


亀の甲より年の劫

年長者の経験は尊ぶべきことだということ


亀の年を鶴が羨む

欲望には際限がないということ


鴨が葱を背負って来る

よい話が重なってくることのたとえ


鴨の水掻き

気楽そうに見えても、人知れず苦労しているものだということ





下問を恥じず

目下の者にも教えを請うのを恥じたりしないということ


痒いところに手が届く

気配りが行き届いているということ


烏に反哺の考あり

子供が育ててくれた親の恩に報いること


烏の頭白くなるまで

永遠に来ないことのたとえ


烏の行水

入浴の時間が短いこと


烏を鷺

間違っていることを強引に正当化しようとすること


借り着より洗い着

間違っていることを強引に正当化しようとすること


借りてきた猫

いつもと違って大人しくしている様子のたとえ


狩人罠にかかる

他人を罠にはめようとして、かえって自分がひどい目にあうこと


画竜点睛

最後の仕上げをして、物事を完成させること


借りる時の地蔵顔 済す時の閻魔顔

借りるときはにこやかな顔をするが、かえすときは不機嫌な様子になるという身勝手さのたとえ


借りる八合済す一升

人から借りたら、お礼を添えて返すべきだということ


軽い軽食は長命のもと

夕食をかるくとることが、長生きの秘訣だということ


枯れ木に花

一度衰えたものが、再び栄えること。また、希望しても実現できないことのたとえ


枯れ木も山の賑わい

つまらないものでもないよりはマシということ


彼も人なり我も人なり

他人が出来ることは、自分も努力すれば出来るはずだと励ます言葉


彼を知り己を知れば百戦あやうからず

相手の力量と自らの力量を理解していれば、失敗することはないということ


苛斂誅求

税金を厳しく取り立てること


夏炉冬扇

時期が外れていて役に立たないもののたとえ


可愛い子には旅をさせよ

愛する子には苦労させたほうが立派に育つということ


可愛い子は憎いの裏

深い愛情は憎しみに変わりやすいということのたとえ


可愛さ余って憎さ百倍

かわいがっていた人間に裏切られると、その憎しみはより厳しくなるということ


川口で船を破る

成功まで僅かな所で失敗してしまうこと


川越して宿を取れ

先のことを見越して事前に行動するのがよいということ


川立ちは川で果てる

得意な技を持つ人間がかえってその技のために身を滅ぼすということ


川中には立てど人中には立てず

世渡りが難しいことのたとえ


川中には立てど人中には立てず

世渡りが難しいことのたとえ


川に水運ぶ

無駄な行動のたとえ





皮引けば身が痛い

密接に関係しているものは、一方になにかがあるともう一方にも影響があるということ


瓦も磨けば玉になる

劣っている者でも努力によって立派な人物になるということ


皮を切らせて肉を切り肉を切らせて骨を断つ

傷つく覚悟がなければ、勝つことができないということのたとえ


皮を切らせて肉を切り肉を切らせて骨を断つ

傷つく覚悟がなければ、勝つことができないということのたとえ


華を去り実に就く

見せかけを飾るのをやめる態度のこと


冠蓋相望む

車の往来が激しいこと


勧学院の雀は蒙求を囀る

普段聞いている言葉は自然と身につくということ


鰥寡孤独

独り者のこと


雁が飛べば石亀も地団駄

自分の身の程を知らずに人のまねをしようとするたとえ


侃々諤々

正しいと信じることをはっきり主張すること


汗牛充棟

蔵書が非常に多いことを表す


眼光炯々として人を射る

人を鋭く睨んで威圧すること


眼光紙背に徹す

書物に書かれているその奥の深い意味まで理解すること


換骨奪胎

個人の発想を取り入れ、独自の新しいものを作り出すこと


閑古鳥が鳴く

人気がなく、商売がうまくいっていない様子


勘定合って銭足らず

理論と現実が一致しないこと


関雎の楽しみ

夫婦仲良く生活する楽しみのこと


韓信の股くぐり

大望を持つ人間は小さな恥を気にしないで耐えしのばなければならないということ


勧善懲悪

善を勧めて、悪を懲らしめること


肝胆相照らす

お互いに心を明らかにして親しく付き合うこと


邯鄲(かんたん)の歩み

自分の本分を忘れてまねばかりしていると、どちらも出来ずに身を滅ぼすということ


邯鄲(かんたん)の夢

人生のはかなさを表した言葉


肝胆を砕く

全力で力や知恵を傾けること


眼中人なし

おごりたかぶること


旱天(かんてん)の慈雨

苦しいときに助けが現れること


艱難汝を玉にする

人間は困難や苦労をすることによって大成できるということ


寒に帷子土用に布子

時期が外れていて役に立たないことのたとえ


堪忍五両思案十両

腹がたっても落ち着いて行動すれば、自分のためになるということのたとえ


堪忍は一生の宝

忍耐を習慣づけていれば幸せに生活できるということ


堪忍袋の尾が切れる

我慢できなくなって怒りが爆発すること


肝脳地に塗る

戦場で悲惨な死に方をすることのたとえ


間髪をいれず

間をおいたりせずにすかさず行うこと


汗馬の労

戦場での働きのこと。また、人のために働く苦労のたとえ


看板に偽りなし

外見と中身が一致していること。また、言っていることと行動していることが一致していること


玩物喪志

珍しい物に心が奪われてて、志を失ってしまうこと


管鮑の交わり

お互いに理解し合っている親密な交友関係のこと


歓楽極まりて哀情多し

喜びが頂点に達すると、悲しい気持ちが湧いてきてしまうということ


冠履倒易

物事の順序や関係が逆さまだということ


閑話休題

話を本筋に戻すときに使う言葉


棺を蓋いて事定まる

人の死後に初めてその真価が定まるということ


管を以て天を窺う

見識や視野がせまいことのたとえ